春のフランスにて~ボーヌの城壁

ボーヌのレストラン、ロワゾー・デ・ヴィーニュではグラスワインが60種類以上も楽しめる。

しっとりした雰囲気に満ちたボーヌの城壁内で、オテル・デューを見学したり
ワイングッズのお店を冷やかして、美味しいワインと料理に舌鼓。
古めかしいホテルも中世の趣きに満ちて、素敵な酔い心地の夜でした。


ボーヌの街入口にある城塞跡。ブシャール・ペール・エ・フィスの敷地内にあります。ボーヌ駅から正面の道路を進んでゆくとすぐ城壁が見えて来ます。
ストライキ対策のため、予定を繰り上げてリヨン・パールデュー駅に早めに向かいました。まずはビエ(切符売り場)に、予約してある切符を受け取りに行きました。予約内容をプリントした紙を係の女性に渡しますと、クレジットカードをチェックして切符を発行してくれましたが、切符を見るとキャンセルされた列車のままです。そこで、「この列車はキャンセルされているのでは?」と尋ねると、「そうねー」って感じの返事。「じゃあ、どの列車に乗ればいいの?」と再度尋ねると、しぶしぶという雰囲気を露骨に表しながら(^_^;、「乗換えがあるけど、ボーヌ行きがあります。それでもいいですか。」と言って、紙に書いてくれたのです。いかにも、私は切符を売るだけの係なのよ!」と言わんばかり、、というか言ってたのかも?ともかくもホッとして、早速案内板を見上げてチェックすると、そんな列車は無いではありませんか!愕然として、これはエキュ(案内所)に行かねば、と窓口の列に並びました。係の女性に「この列車は案内が無いんだけど」と切り出しますと、あっさりと「それは無くなりました。」ひー。「ではどの列車に?」すると彼女はパソコンのディスプレイをワタシの方に向けて、「これ。」と指さすのです。「書いて下さいよ。」と言うと、紙とペンを寄こすんですよ。なんです、冷たいじゃありませんか!おまけにそのペンで書こうとしたら、インクが掠れて書けないんです(笑)。ついに彼女は別のペンを取って書いてくれました。そして、発車のホームも書きこんでくれましたので、助かりました。でもねー、なにか「それは私の仕事じゃない。」って態度なのね、ひどいと思いませんか~。
結局、そのディジョン行き各駅停車(ボーヌはディジョンの一つ前の駅で、乗換無しでボーヌまで行けましたから、良かったです)の列車には乗れましたが、表示された時刻を45分ほど過ぎてから、何の案内もないまま出発致しました。フランス人のオジサンにも「これはディジョン?」と、ワタシが尋ねられたくらい、地元の人も混乱しておりました(笑) 
やれやれと
ボーヌ駅に降り立ったのは、お昼をちょっと過ぎた頃でした。
リヨン---ボーヌ(ter) 23.1€(1名)

オテル・デ・ランパール ★★★
ボーヌの宿はオテル・デ・ランパールでした。駅から歩いて10分も掛らないくらいで、城壁内にあります。スーツケースを引きながら歩いても、平気な距離でした。
オテル・デューなどの観光は徒歩圏内です。というか、ボーヌの街自体、小さいので歩いて観光ができる感じですね。

ランパールも静かで細い道路に面して入口があります。入るとすぐにフロントデスクと、ソファのある小さなロビー、食堂がありました。その部屋を通っていったん中庭に出ましたら、向かいの建物に客室があります。部屋は2階(日本式3階)でして、さらに小さな中庭に面したオープンエアな階段を上って行きます。やっぱり大荷物だと大変ですねー(^_^;

部屋は、クラシックでいい雰囲気です。古いフランスの素敵な感じを満喫できます。でも冷蔵庫も大きなものがありましたし、小さいながらもバスタブ付きの浴室で問題ありません。夏なら中庭で朝食を取ったりできるのでしょうね。4月はまだちょっと肌寒かったです。

朝食は、大変簡素でした(笑) ハムもフルーツも無いのは、やや寂しいです。

Hotel des Remparts
48 rue Thiers - 21200 Beaune
Tel : 33(0)3 80 24 94 94 - Fax : 33(0)3 80 24 97 08
1泊1室98€ 朝食9.5€

中庭があります。

宿泊棟。
鍵はかんぬきというクラシックな窓。
窓から見える風景。

朝食ルーム。

朝食は簡素でした。
ベッド。
入口のドアと、書き物机。

マ・キュイジーヌの玄関。

カジュアルな雰囲気の店内、賑やかです。
チェックインして荷物を部屋に置き、ランチに出掛けることにしました。ホテルのフロントにいた青年に、お勧め頂いたのが、こちらのマ・キュイジーヌでした。予約が必要かどうか聞くと、今行くなら大丈夫、と言われました。12:30頃でしでしょうか。それですぐホテルを出ました。オスピス・ド・ボーヌに向かう途中くらいにあり、すんなり席を取れましたが、その後1:00過ぎには満席になってしまいました。人気レストランのようです。
ワタシはお昼のムニュ22€にして、前菜に鶏レバーのサラダ、主菜に仔羊のローストを選びました。ダンナはアラカルトでオマール海老(1尾)29€を取りました。「1尾」に海老好きのダンナは目を奪われたようです(笑) ひょっとしたら「ブルターニュ産」かもーと期待もしたようです。マダムに聞いてみましたが、「分からないわ、ヨーロッパのどこか。」と言われました(^_^; いずれにしても、プリプリで大変良かったそうです。

ワインはデカンタージュしてくれました。

鶏レバーのサラダ。
ワタシの前菜の鶏レバーのソテーも新鮮でとても美味しかったです。サラダの味付けも良かった。仔羊は骨付きで、すね肉を煮込んでからローストしたお料理ではないかと思いました。これも美味しかったですね。メインの後は、デザートかチーズでしたが、チーズはエポワス・アフィネ・オ・マールと書いてありましたので、迷わずそれを。こんなに美味しいエポワスは生涯初めてかも、、、と思うほどのエポワスでした・・・。さすが地元のチーズですー。
ワインは
ジュヴレ・シャンベルタン(ドニ・モルテ)2004年のハーフボトル39€を飲みましたが、このワインとエポワスがまた最高のマリアージュだったのです。いや、素晴らしかった~(^o^)
                                 (総額 115.5€)

Restaurant Ma Cuisine
Passage Saint-Helene -21200 Beaune
Tel 03 80 22 30 22

オマール海老のソテー。

仔羊のロースト

エポワス・アフィネ・オ・マール。

デザート。

美しい屋根のオテル・デュー、中庭。

お疲れー。
ボーヌ観光で外せないのが、オスピス・ド・ボーヌですね。オスピス・ド・ボーヌとはボーヌの病院という意味ですが、その中のオテル・デュー(神の館)は、1443年にブルゴーニュ公国財務長官のニコラ・ロラン夫妻により建設されました。貧しい人たちのための慈善病院であり、その経費を賄うためにニコラ・ロランは私財である葡萄畑を病院に寄進し、そこから作られるワインを売って得られる収入により病院の運営を行いました。現在では病院の機能は、近代的な施設に移されておりますが、ワインのオークションは毎年11月に行われるとても有名なものです。オテル・デューは、博物館として見学ができます。

ランチの後、ボーヌの街をぶらぶらしていると自然にカルノ広場に出まして、ワイングッズ専門店のアテネウムが目に入りました。品ぞろえがとても豊富なので、見ているだけでも楽しいです。太ったソムリエのおじさんの絵のタブリエとTシャツをシェフとお揃いで買ってしまいました。

広場側から入ったわけですが、店内を通って反対側から出ると、そこはオテル・デューの前でした。左の写真の、わりと地味な入口から入ります。そして、中庭に出ると、一転して美しいとかげ柄の屋根です。ああ、ようやくこの有名なオテル・デューの屋根を目の当たりにできたのね、、、ちょっと感激しました(笑)


「貧しき者の広場」は、病気の人々を収容していた部屋で、赤い毛布を掛けたベッドがたくさん並んでいます。これも、ワインの教科書などに良く出ている写真なんですねー。本物を見ることができて嬉しかった!そして、続いてチャペルがあります。ステンドグラスが美しいですね。

「厨房」には、尼僧の姿の等身大の人形がウサギを捌いていたり、大きな料理用のかまどが備えられ、昔の厨房が再現されています。「薬局」も当時のままに再現されていて、見学できます。

見学ルートの最後には、「最後の審判」を描いた大きな衝立画があり、圧巻でした。やっぱり地獄に追い落とされたくないですね、、、我が行いを見直すことに致します(^_^;

オテル・デュー入口。

慈善病院当時のベッド。

礼拝堂のステンドグラス。


シャンパーニュ。

ワイン・セラー。

アミューズ・ブーシュ。
夕食は、ロワゾー・デ・ヴィーニュにて。
今年(2010年)の3月に、ミシュランの星を一つ獲得したそうです。

ベルナール・ロワゾーはソーリューにある三つ星レストランですが、ロワゾー・デ・ヴィーニュはその支店です。期待が高まりますね!

Loiseau des Vignes
3
1, rue maufoux, 21200 Beaune,
tel: +33 3 80 24 12 06


エスカルゴのリゾット。

ヴィシソワーズ、ウナギとキャヴィア。

サンドルのクネル。

リ・ド・ヴォー、春の野菜添え。

グランマニエのスフレ。

ショコラのパレ、カシス風味。
こちらでは、ワインリストのワインの全てをグラスで頂くことができます。少人数でも、色々なワインを味わえて楽しいですね。アペリティフにグラスシャンパン(14€)を頂いた後、ムルソー'04(11€)とピュリニー・モンラッシェ'02(12€)を頂きました。赤はルーミエのシャンボル・ミュジニー'06(14€)を。そうそう、量も80ccか120ccを選べますので、酒量に合わせて注文できますねえ。

ワタシの頂いた前菜、エスカルゴのリゾットを始めみんな美味しかったです。
クネルはリヨンのブションでも頂きましたが、こちらのような洗練されたレストランのクネルはどんなかなあ、という好奇心でまたまた注文してしまったのです。やっぱりお店により、味が違いますね!

また、サービスのスタッフがみんな若くてスレンダーなイケメンなことも、オススメの一つとして特筆しておきます(笑)
                         (総額234.4€)



モレサンドニ編その1へ続く

KAZAMA'S旅日記目次へ

春のフランスにて~マルセイユ編へ

春のフランスにて~リヨン編へ

HOME